血中コレステロールを下げるためには、食事内容に気をつけることが大切です。食べ過ぎはカロリーの摂りすぎで肥満につながるので、腹八分目にすることです。身体に内臓脂肪がつきすぎると、ホルモンバランスが崩れて脂質を消費しづらくなり、コレステロール増加の要因になることがあります。
大豆製品を多く含む食事をすることもコレステロールを減らす効果があります。大豆タンパクは腸管で胆汁酸と結合して、そのまま便として排泄されます。コレステロールをつくるためにはコレステロールを使うため、より多くの胆汁酸を使う時ほど、コレステロールを下げることができます。
コレステロールを多く含む食品を把握して、あまり摂取しないようにすることも大切です。食事からコレステロールを多く摂った場合は、体内でのコレステロール合成が抑えられてバランスを取っています。血液検査などでコレステロールが高くなっていたら、食事にも注意をしたほうがいいでしょう。
野菜やきのこなど食物繊維が多い食品を意識して食べることも効果の期待できる方法です。野菜、きのこ、海藻などには食物繊維が多く含まれていて、食物繊維が胆汁酸の排泄を手助けしてくれます。普段、自分が何を食べているかを振り返ってみることで、コレステロール増加の原因がわかることもあります。